2人の子どもの今後の教育に興味深々のあめの(@happinissta)です、こんにちは!
佐藤亮子さん、通称「佐藤ママ」の講演会があったので参加してきました。
簡単な目次
「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんとは?
教育の分野で圧倒的な知名度のある「佐藤ママ」こと佐藤亮子さん。
著書も有名ですね。
TVで佐藤ママを見た3日後に講演会のチラシが入ったので、すぐに申し込みました。
「佐藤ママ」佐藤亮子さん山口講演会、当日は2部構成
当日の会場内は混み合っており大盛況!
赤ちゃん連れのママさんから教育関係者風の方まで、幅広い年代の方が来られていました。
講演会は
第1部…子どもを伸ばす7つのルール
第2部…教えて!佐藤ママ
の2部構成でした。
「佐藤ママ」佐藤亮子さん山口講演会第1部
第1部では「子どもを伸ばす7つのルール」についてお話ししてくれました。
親の心構え
「親はどこまで子どもに関わるの?」というテーマ。
こちらはもう、18歳まではしっかり関わろう!というお話でした。
周りに、「過保護」と言われようとも、その尺度はあいまいだし人それぞれ。
気にしないこと!と言い切っている姿は本当に清々しかったです。
子育てのコツ
まずは「親は常に公平であること・比べないこと」。
中学生に上がる頃になると特に、テストの点数などで兄弟や他の子とつい比較してしまいそうになる。
なので、佐藤ママは良いときも悪いときもひたすら「お疲れ様」しか言わず、同じ反応をしていたとのこと!
そしてみんなが気になる「ほめ方・しかり方」については以下がポイント。
●褒めた後の子どもの反応を観察して常にアップデートし続けること
●叱る・怒る時は徹底的にシミュレーション
●なぜそのことができないのかを具体的に考える=理性的であること
●よっぽどのときしか手は上げない
次に、全てのママさんが悩む「スケジューリング」について。
まずは親が子どものためにどのくらい時間を使えるのか意識して動くこと、常に前倒しでやっていくことが大切。
佐藤ママ⇒仕事が忙しかったので、帰宅後は服も着替えずに宿題をみてあげていた。とりあえず自分のことは後回しにした。
また、「今日何をするか」をその日の朝に考えるのは、遅い。
朝は忙しいので、前日の夜にすべて準備をしておくこと。
たとえば絵本の読み聞かせをするなら、前の日の夜にリビングテーブルに何の本を読むか決めて準備しておいたそうです。
個人的にものすごく納得したのは、
「子どもに指示をするときは、かならず具体的に数字を出すことが大切」
ということ。
例:漢字テストの勉強をさせたい時は、
●範囲が10ページあるから30分でやろう
●7:30~8:00までいっしょにやろう
と言ってあげる。
「ちゃんと範囲のページを最後まで勉強やりなさいよ」のような曖昧な言い方だと、ダラダラして全然進まないし寝るのも遅くなるんだそうです。
3.しつけ・生活習慣
おきる・ごはん・ねる、の「おごね」が生活の基本
起床時間から遡って生活のリズムを整えることが大切。
鉛筆、お箸など「指先のこと」が全ての基本なので大事
鉛筆の持ち方が悪いと、小さい文字が書けないそうです。
子供は時間のかかることが苦手なので雑にやろうとするけれど、ちゃんと丁寧に書く癖を小さいうちから付けることが大切。
お箸の持ち方は基本的なマナーなのでしっかり教える。
6歳までに、子どもが意識する前にできておくのが理想。
「時間」ではなくて、「時刻」で考える
よく言いがちな「あと30分で出るよ!」という言葉。
コレを子どもに言うと、「今8時30分だから、出るのは9時か~」と頭の中で変換する手間をかけさせてしまうので「9時に出るよ!」と言ってあげるよう心掛ける
4.習い事を楽しもう!
佐藤ママ=教育ママのイメージだったので、たくさんさせているのかなと思ったら、意外にも「あまりやらせ過ぎないでください」ということでした。
理由は、「疲れるから!」とキッパリ(笑)
将来のビジョンをしっかり持って、それに沿う習い事を選ぶことが大切。
そして、「やめ癖」を付けさせないように1年は様子見して、やめたがってもご褒美を作ったり、ちょっとした目標を一緒に建ててあげたりと、一定期間見守ってあげるそうです。
5.日常の遊び・過ごし方
なるべく「実物から学ぶ」ことが大切ということでした。
たとえば散歩に図鑑を持って行ったり、夜は星座を見せたり。
お買い物に行ったときに「○○県産」と書いてあるラベルをみて「この県はどこにあるかな?」と地図を見ながら話したり。
そういう身の回りのことを知ることが、「知る楽しさ」に結びつくということでした。
6.幼少から伸ばしたい能力
幼少からしっかり意識して伸ばすべきなのは、
読み書き=言語能力・そろばん=数量感。
つまり、「語彙力」と「計算力」だそうです。
小学校に入学する前までに身に付けておくべきなのは以下の5つ。
●平仮名
●カタカナ
●1~10の数字
●一桁の足し算
●九九(意味は分からなくていいから言えること)
7.お母さんの「コトバ」の力
試験問題を解くとき、
制限時間内に文脈から必要な情報を取り出す「読解力」や複数の資料から問題の意図を読み解く「情報処理力」が試されます。
また、中・高入試では時事問題を知らないと解けない問題が増えています。
これらを身に付けるために、
母親が新聞を読んで「○○があったよ」と教えてあげたり、「お母さんは▲▲と思うけどあなたはどう思う?」と聞いてみたりして、家庭での親子の会話を大切にするのが重要とのことです。
佐藤亮子さん「佐藤ママ」山口講演会で印象的な言葉
今回の講演会で印象に残った言葉が2つあります。
「お母さんは家の中の文化」
「母親が知的好奇心旺盛だと、親子で様々なことを一緒に楽しむことができるし、自然と物事に対して興味関心を持てる子どもになります。」と、佐藤ママ。
たしかに、母親が一番子どもと接する機会が多いんですよね。
ちょっと責任を感じる言葉でしたが、母親が楽しんでないと子どもに伝わるというのは確かに!と納得しました。
子育ての最終目標は「自活」
「自立」ではなくて、「自活」なんです。
つまり、「自分でお金を稼いで生きていく力」を付けること。
これってすごく深い言葉だなと。
この変化の激しい時代を生き抜くために必要な力を身に付けさせることが、子育ての最終目標なんですよね…。すごく響きました。
「佐藤ママ」佐藤亮子さん山口講演会で嬉しかったこと
今回嬉しかったこと、それは子連れ用のお部屋が準備されていたことです!
たまにはお勉強しに講演会に来てるよ〜!
子連れ用のお部屋が準備されていて感激😭
講師の人がママさんだからこその気配り!本当にありがたい✨
その部屋には10組ほどの親子がいて、
少々騒いでもお互い様だから気が楽🌟子連れでも参加しやすい講演会、これからどんどん増えていくと嬉しいなぁ😊
— あめの@年子育児格闘 (@happinissta) 2018年11月17日
こういう講演会って、子どもが騒ぐともう中座せざるを得ないですよね。
本会場から中継でつないでくれたので、ちゃんとリアルタイムでお話が聴けました。
子どもが騒いでもあまり気兼ねせずに済みましたし、その部屋で講座を聴きながら授乳しているお母さんもいました。
しかもその部屋に、講師の佐藤ママが挨拶に立ち寄ってくれました!!
直接お会いするのは難しいかな、と思っていたので、すごく嬉しかったです。
ちなみに私は第1部が終わった時点でどうしても帰らないといけなかったのですが、別室だったので途中退室も気が楽でした。
「佐藤ママ」佐藤亮子さん山口講演会のお土産
こんなセットを頂きました!
そして、朝日新聞の主催だったので、その場で新聞購読を契約するともらえる「子育て応援パック」のプレゼントがありました。
私はもともと朝日新聞を契約中だったので、購読継続の契約をすることでプレゼントをもらえました。(途中退室だったので佐藤ママとの2ショットは撮れませんでした)
佐藤ママの最新作をもらえたのはラッキーでした!
【マメ知識】DHAは胎児期から授乳期、赤ちゃんの「学ぶ力」に有効
誰しも一度は聞いたことのある「魚を食べると頭が良くなる」というフレーズ。
これは、魚というより「DHA」がポイントだということが各国の研究で判明しています。
この記事が少しでもお役に立てますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!