年子育児に奮闘中のあめの(@happinissta)です、こんにちは!
2歳と0歳を育てながらの毎日は、本当にあっという間です。
つい最近、自分が親になってからずっと苦しんでいたことにひと区切りが付けられた気がしたので、そのことについて整理しました。
結論から言うと、私の苦しみの原因は、取り越し苦労でした。
これに気付いてからは、もっぱら育児についてはゆるゆるモードで過ごしております。
簡単な目次
子どもを幸せにするため、絶対に失敗できないと思っていた
ここでちょっと私の弟の話を。
私の弟は、小学校に入るまでは快活で優しく、明るい性格でした。
ですが小学校でいじめっ子に目を付けられ、弟はどんどん内向的で自信の無い性格に…
自分の気持ちを鬱々と溜め込むことが癖になり、高校生になると時々爆発して家具を殴って壊してしまうこともありました。(幸いにも家庭内暴力はありませんでした)
そのいじめが家族に及ぼした影響は大きく、
私は大切な弟の人格を変えるほどいじめたその子を今でも許していません。
いじめられることは弟にとって「しなくてもいい経験」だったのではないか、と思っていました。
そんな経緯から、自分が妊娠したときに「自分の子どもには絶対そんな思いをして欲しくない」と強く思ったのです。
「孟母三遷」をモットーに幼児教育に取り組んでいた
私の実家は治安の良くない地域にあり、学校自体が荒れていたこともいじめが起こりやすい原因のひとつだったと私は考えていました。
なので私は自分の子どもは教育水準の高い学校に行かせようと固く決意し、
まずは学区の下調べを入念に行い、住まいを探しました。
出産前から幼児教育関係の講演会に通い詰めました。
息子を生後半年から高額な幼児教室に通わせました。
毎日のように早期教育の本や育児書を読み漁り
「脳にはこれがいい」
「こうやって接してあげるべき」
そんな文章があるとノートに書き写しては、息子に実践していました。
今思うとなんだか怖いんですが、その時は
「絶対失敗できない。この子を必ず幸せにしなくては。」
そう思って、「孟母三遷(もうぼさんせん)」をモットーに色々と行動していました。
孟母三遷…孟子の母が子供の教育に適した環境を選んで居所を三度移し替えたという故事。子供は周囲の影響を受けやすいので、子どもの教育には環境を選ぶことが大切であるという教え。 ーgoo辞書より引用
早期胎盤剥離による早産で産まれた息子の発達が少し遅いことも、心配に拍車をかけたように思います。
「早めに取り組んで、早く追いつかなくては!」と思っていました。
まだ赤ちゃんだった息子は、素直にそれを受け入れてくれていました。
自我を持ち始めた息子にイライラと自己嫌悪
ところが1歳をすぎたころから息子が自我を持ち始め、
自分の思うように行動してくれなかったり、期待した反応が得られないことに連動して
だんだん息子にイライラすることが増えてきました。
「どうしてこの子は私の思い通りに行動してくれないんだろう」
そう思うことが増えました。
同時に、
「私の頑張りや愛情が足りないからではないか」
「こんなにイライラしていたら、子供に悪影響があるのでは」
「子育てに失敗して、息子が弟のようにツラい目に遭ってしまうのではないか」
と、悩み始めました。
ちょうど仕事に復帰し、さらに2人目を妊娠中だったので気持ちの余裕が無かったこともありますが、
その時は息子の行動を「ただの発達段階だ」と捉えることがどうしてもできませんでした。
そしてとうとう「息子とどう接したらいいのかわからない」
「息子と2人でいるのがツラい」と思ってしまう状態に。
そんな状態の母親と一緒にいる息子は、(当たり前のことですが)私に笑顔を見せる機会が減っていきました。
一方の私は、自分の愛情に自信が持てないまま、育児への苦手意識が増すばかりでした。
【自信喪失】
最近、すぐ手が出る2歳の息子について
「もっと抱っこしてあげてください」
「赤ちゃんが産まれて色々我慢してるからじゃないですか?」
と、先生に言われた。
そういうつもりじゃないのはわかるけど
努力が足りない、愛情不足と言われたような気がしてしまって勝手に激凹んでる。
— あめの@年子育児格闘 (@happinissta) 2019年1月17日
この時↑は皆様の暖かいリプに励まされました。本当に感謝です。
そんな毎日が続いていたある日、このツイートを見て衝撃を受けました。
子ども育てるのってこわいよね
特に一人目は何にもわからないからこわい
自分のせいで子どもの人生が左右されちゃう感覚になる
これをしてあげないとこの子の将来が大変なことになるという恐怖心がでてくる
でもその恐怖心こそが子どもへの一番の悪影響かもしれない
恐怖心から子育てしなくていいよ— ちゃちゃこ@正直クソババアブロガー (@shinkontosa) 2019年1月30日
これを読んで、目の前がパァッと晴れた気分でした。
「そうか、私はまだ起きてもいないこと(いじめ)を怖がりすぎていたんだ!」と、気付いたんです。
まだ起きてない「いじめへの恐怖」が原因だった
私は、息子に対してずっと思っていました。
「いじめられない強い子に」
「いじめない優しい子に」
「賢く明るい子に」…などなど。
「親の思うように育って欲しい」
きっと親なら誰しも、少しは思うことだと思います。
でも、私はその思いと「いじめへの恐怖」が強すぎて、思い通りにいかないと自分や息子を責めてしまうくらいに思い詰めていました。
いわゆる母子分離ができていない状態でした。
母親の取り越し苦労を勝手に息子に背負わせていたのです。
自分を苦しめていたのは自分だった
無意識に、息子を自分の理想像と比べてばかりだった私。
私は今まで、息子のありのままの姿を見れていなかったのではないか?
だから、息子のことがわからなくて、息子と一緒にいることに自信が持てなかったのではないか?
そう思って、まっさらな気持ちで改めて息子を見つめてみると、
めちゃくちゃ可愛くて愛しくて、不思議なことに涙が出てきました。
しかも泣いている私に、息子が「だいじょーぶ?」と頭を撫でに来てくれました。
悪い魔法が解けた気分です。
結局、自分を苦しめていたのは、自分だったのです。
しばらく泣いてから、息子といることが怖くなくなっている自分に気づきました。
私が親になってからずっと苦しんでいたことが、ひと区切り付いた瞬間でした。
親として子どもにできることは何なのか
私は、いじめたり、いじめられたりすることが息子の身に起こってもいないのに、
勝手に怖がって、先回りして息子を守ろうとしていたことに気付きました。
第一、そもそも息子が経験することは、どんなことであれ「息子だけのもの」であって、
私が勝手に大変、とかツライ、とか意味づけするものではないんです。
その経験から何を感じるかどうかも、息子次第なんですよね。
私にできることは、いじめたり、いじめられたりしない子どもを作り上げることではなく
息子を丸ごと受け止めてあげること。
そんなシンプルなことでした。
(※もちろん衣食住などの生活基盤は確保したうえで)
ちなみに先述した弟は社会人になり、素敵な女性と結婚し、幸せな生活を送っています。
しかも両親を呼び寄せ、二世帯住宅を建てるという親孝行っぷりを発揮しています。
あのつらい経験があっても、立ち直って自分の人生をしっかり歩んでいます。
自分が勝手に弟のツラさまで背負いこんでいたようです。
育児に成功や失敗はあるのか
昔の私が抱えていた「育児に対して失敗できない」という強迫観念は一体何だったんだろう、と思います。
以前の私の場合、自分の思い通りに育ってくれたら「成功」だったんだと思います。
これ、めちゃくちゃ危険思想ですよね…。
今は、育児にそもそも「成功」も「失敗」も無いのではないかと思います。
あの号泣した日を境に、息子への愛情にも自信が持てるようになって、一緒に遊ぶのがどんどん楽しくなってきました。
息子が私に笑顔を見せてくれることも増え、前よりずっと可愛いと思うようになりました。
もし、前の自分のまま子育てを続けていたら、自分も息子も息苦しかっただろうと思います。
本当に良かったなぁ。
肩の力が抜けたこともあり、スキマ時間活用で自分磨きも。
この記事を書くきっかけをくれたツイート主のちゃちゃこさん(@shinkontosa・クソババアサロンオーナー)、本当にありがとうございます。
とりとめのない文章を、最後までお読みいただきありがとうございました!
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