面倒くさがり屋の、あめの(@happinissta)です、こんにちは!
赤ちゃんのミルクを作るのってわりと面倒くさくないですか?
粉ミルクを計量して、お湯を沸かして、ミルクを溶かし、適温に冷まして…
「ベビーカレンダー」による「粉ミルクが不便だと感じるのはどんなところですか?」というアンケートの結果には、同じママとして共感しかなかったです。
キューブタイプのミルクやお湯の出るウォーターサーバーを使えば時短にはなりますが、準備に対する心理的なハードルは同じだと思います。
哺乳瓶の手入れが面倒とか外出時の荷物がかさばるとかも、誰しも一度は思ったことがあるはず!
そんな面倒くさがりの私に朗報の「液体ミルク解禁」というニュース!!
液体ミルクは、封を開ければそのまま赤ちゃんに飲ませられます。
「ベビーカレンダー」の調査では、液体ミルクを使ってみたいというママさんが77%も!
液体ミルクって、どこで買えるの?デメリットはあるの?ていうか安全なの?
など色々と気になったので調べてみました。
【追記】国産液体ミルクが大手2社から発売されました!
簡単な目次
液体ミルク解禁はいつから?
液体ミルクの国内製造と販売は、2018年の夏にすでに解禁されています。
災害時の備えや、女性の社会進出促進を意識して政府が解禁したものの、国内業者は販売に積極的とはいえません。
その大きな理由はこちら。
●少子化で市場が縮小するなか製造のための設備投資に消極的
●販売価格の高さ
●安全基準の基準が定められていない
製造ラインを新たに作ったり安全基準を定めたりするのに時間がかかるので、業界団体の見通しでは流通までに最短で1~2年かかるということです。
液体ミルクはどんな時に使う?デメリットは?
先ほどの表を見てもわかるように、メインの消費者になるママさんたちから液体ミルクは需要があります。
液体ミルクはどんな時に使う?
液体ミルクをどんな時に使ってみたいかの回答はコチラ。
使いたい理由の1位は、「災害用の備蓄、避難グッズとして」です。
誰でも、いつどんな時に巻き込まれるかわからない災害。
封を開けるだけで飲ませることができる液体ミルクは、常温保存ができ、賞味期限も約半年と長いため、栄養面・衛生面で災害時の必需品になるといえます。
実際、2016年に起きた熊本地震ではフィンランドの液体ミルクが届けられ、活用されました。
ちなみに2位は「お出かけするとき」、3位は「家族や委託した保育者に赤ちゃんを預けるとき」、4位は「自分が体調不良な時」という結果で、日常生活で使いたいシチュエーションも多いようです。
液体ミルクのデメリットは?
便利な液体ミルク。デメリットとしては、やはり価格面。
海外での一般的な粉ミルクの100㎖当たりの値段は40円ですが、液体ミルクは200円~300円以上。
流通量を考えると、日本ではさらに高くなることが予想されます。
そして、まだ国内の安全基準が定まっていないなかで海外の液体ミルクを使うにあたっては「本当に安全なのか心配」なのがデメリットといえると思います。
そこで安全面について調べてみました。
液体ミルクは安全なの?
液体ミルクは馴染みが無いので「飲ませて大丈夫なのか不安…」と思う人も多いと思います。
でも液体ミルクには、粉ミルクより安全と言える面がたくさんあるんです!
液体ミルクの衛生面
まず、液体ミルクは完全に「無菌状態」です。
腐敗防止のため滅菌水を使っており、そのままニップルなどの飲み口を付けて飲ませるだけ。
それに対し粉ミルクは、スプーンで哺乳瓶に必要量を入れ、水道水などを沸かし、お湯で溶かすまでの工程で完全に滅菌状態にするのは難しいと言えます。
大容量タイプの液体ミルクは哺乳瓶に移し替えて飲ませてあげます。
また、海外製の液体ミルクは6本パックの商品でも飲み口は1つしか付いてこないことがほとんどです。
(商品によっては、飲み口は別売りになっている場合もあります)
液体ミルクの添加物や成分
添加物や成分において、液体ミルクは粉ミルクとほぼ同じです。
ただし、海外の液体ミルクでは日本では使用が許可されていない添加物(亜セレン酸ナトリウムなど)が使われていることがあります。
赤ちゃんに使えないようなものを積極的にミルクに入れているということは無いと思いますが、それぞれの国で使用基準が違うため、どうしてもこういう事態は起こってきます。
このポイントが気になる人は、国産液体ミルクの一般流通を待つのが無難だと思います。
液体ミルクはどこで買えるの?
追記:国内メーカーの液体ミルクは2019年の春ごろに発売予定です。
【4/26追記】国内メーカー2社から発売されました!
普通のドラッグストアでは見かけない液体ミルク。
海外のものはAmazonや楽天で買うことができるのでいくつかご紹介します。
(送料はそれぞれのショップで異なるので注意が必要です)
Aptamil(ドイツの老舗メーカー)
ドイツ以外にもアメリカなど多くの国で販売されている「Aptamil(アプタミル)」。
味や匂いは日本の粉ミルクに近いと言われています。
Similac(アメリカのトップメーカー)
アメリカの多くの産科で使われている「Similac(シミラック)」。そのまま退院後も使う家庭が多いそうです。
こちらはオーガニック認定のミルクや、乳糖不耐症の赤ちゃん向けのミルクなど種類が豊富なのが特徴です。
アメリカのメーカーはニップルの規格を統一しており、どのメーカーの容器にも合うようになっているのが消費者としては助かります。
Babience(韓国のトップシェア)
※現在楽天市場のみ取り扱い
お隣の韓国で急速に液体ミルクの需要が高まっている中で、トップシェアを誇るのがこのBabience(ベビアンス)。
韓国だと配送料が安いので、他の国の液体ミルクより割安で手に入ります。
ちなみに韓国のニップルは会社によって規格が違い、使いまわしができないため注意が必要です。
国産の赤ちゃん用豆乳「ソイヤラックネオ」
液体ミルクとは異なりますが、国産の乳児用豆乳です。
オーガニック大豆を乳状に加工し、乳児に安心安全で必要なビタミン、ミネラル等の栄養分を強化した乳児用豆乳。
赤ちゃんに安心して与えることができる母乳やミルクに代わる食品です。(ただし与える前は医師や栄養士の指導が必要とのこと)
液体ミルクが解禁されたらどんどん使ってみよう
災害時にも、忙しいママのためにも需要が高い液体ミルク。
熊本地震の際、支援してくれたフィンランドでは9割が液体ミルクだそうです。
生後4か月の赤ちゃんを育てる日本のお母さんの睡眠時間は、フィンランドのお母さんより平均で1時間も短いとか。
液体ミルクの価格を下げ、より良い商品を作ってもらうためにも、解禁されたらどんどん使ってみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!