こんにちは、あめのです!
妊娠中の妊婦健診、たくさんの検査項目がありますよね。
私は2人目妊娠中、その中のHTLV-Ⅰ抗体検査に引っかかり、出産直前まで苦悩しました。
(※HIV検査とは別です)
同じ経験をされるかもしれない妊婦さんのお役に立てればと思い私の経験談を書きます!
※引用は全てHTLV-1情報サービスより
簡単な目次
HTLV-Ⅰ抗体検査とは
あめのは1人目妊娠中の検査では引っかからなかったので、
という感じでした。
HTLV-1とは、ヒトT細胞白血病ウイルス(Human T-cell Leukemia Virus Type 1)の略称で、血液中の白血球のひとつであるリンパ球に感染するウイルスです。
この抗体が体内にあれば感染しているということになるそうです。
妊婦健診でこの抗体検査をするのは、
ママからの母乳でウイルスが赤ちゃんに感染する可能性が高いからです。
ちなみに感染すると、
HTLV-1感染者のごく一部で
・ATL(エーティーエル):成人T細胞白血病
・HAM(ハム):HTLV-1関連脊髄症
・HU(エイチ ユー):HTLV-1関連ぶどう膜炎
を発症します。
1回目のHTLV-1抗体検査で「陽性」
前回の出産で早期胎盤剥離の経験がある私ですが、
今回の妊娠はその時点までは順調そのものでした。
(その後切迫早産になります…)
しかし妊娠26週の血液検査で、
「HTLV-1の抗体検査でちょっと引っかかってますから、念のため再検査しますね」
と言われます。
と軽く言われたので、私もあまり深刻に考えていませんでした。
2回目のHTLV-1抗体検査で「判定保留」
しかし再検査になったことも忘れかけていた次の妊婦健診で、結果が陰性にならなかったことを知らされます。
この結果が出た場合はウイルスの母子感染を防ぐため、当院の方針としては赤ちゃんに母乳を挙げることができません。
(そして私、ウイルスに感染してるかもしれないのか…ショック…)
2人目妊娠で初陽性なのは不倫の結果?!(※濡れ衣です)
検査結果に落ち込んでいる私にお医者さんから追い打ちのような次の発言。
「それと、今後はご主人と一緒に妊婦健診に来るのはやめた方がいいと思います。
1人目の時に抗体検査で陰性だったのに、2人目の妊娠で陽性になるということは、
1人目出産後にご主人以外の男性と性行為を行ったということになりますからね。」
HTLV-1の感染経路
なんでお医者さんがこんな発言をしたかというと。
HTLV-1は感染力が極めて弱いウイルスです。
そのためHTLV-1に感染したTリンパ球が生きたままの状態で大量に体内に入らなければ感染は起こりません。
感染経路としては
・母子感染(主に母乳による)
・性交渉による感染(主に男性から女性)
・輸血による感染
があります。
私が母親から感染していれば1人目妊娠の時に検査で陽性が出ているはず。
輸血による感染は血液の管理が厳しい現代ではあり得ない。
このような理由からでした。
最後の会話が衝撃すぎて、細かいことを聞き忘れて病院から帰ってしまいました…
HTLV-1抗体検査で陽性、どう家族に説明する?
もし妊婦健診に同行するのをやめてもらったとしても結局、
旦那さんや義実家、里帰りする実家には
母乳をわざわざ薬で止めてまでミルク育児をする理由を説明しないといけないですよね。
どうしよう…
親族に医療従事者が多いため、うまく誤魔化す自信はありませんでした。
なんとかこの疑いを晴らす方法はないかと必死で色々と調べました。
そもそも「判定保留で陰性とも陽性とも言い切れない状態」って何なんだ?!
まずはそこから始まりました。
HTLV-1抗体検査の方法
お医者さんから詳しい説明はありませんでしたが、どうやら検査方法は
一度目の検査・・・PA法
二度目の検査・・・ウエスタンブロット法
だったようです。
一度目の検査で陽性が出た場合、その判定を確定させるため二度目の検査を行います。
そこで私のように判定保留になってしまうのは10~20%の確率だそうです。(地域による)
夫婦間感染の可能性
さらに調べていくと感染経路として
夫婦間での感染もありうるということでした。
ただしそれは、「旦那さんがもともとウイルス感染者だった」という条件付きで、さらに
1人目出産後から2人目妊娠の間の性行為で感染したという可能性です。
その場合は旦那さんに血液検査を受けてもらって陽性の結果が出れば、
母乳をあげることはできませんが、私の身の潔白は証明できます。
しかし。
ウイルスの感染者の95%は発症することも自覚症状もなく一生を終えるなか。
旦那さんが陽性だった場合、旦那さんはこの先死ぬまで発症の恐怖と隣り合わせで生きることになる。
そこまで周りを巻き込んでやるべきなのだろうか。
でも家族から不倫を疑われるのもイヤだ。
そして、そもそも旦那さんが陽性じゃなかったら?
今回の経緯を話すのは自分の今後に不利なのでは?
などなど…
産後の不安定なメンタル下で色々な可能性を考えて、すごくすごく悩みました。
その時は不安と焦りで冷静になれなかったなぁ…
新しい方法で検査してもらい「陰性」に!!
次の妊婦健診(2週間後)で、再度他に検査方法が無いか聞いてみました。
すると、
それは核酸増幅検査法というものでした。
二度目の検査で「判定保留」という結果が出た場合、より正確で信頼性の高い診断をするための確認検査として行うそうです。
私はこの検査で、やっと陰性の結果を勝ち取りました。
出産2週間前のことでした。
というかこの検査があるって初めから言ってくれよ(怒)
HTLV-1抗体検査で陽性になったら?
まずは再検査を受け、その後判定保留になった場合は他の検査方法が無いかお医者さんに確認してみましょう。
核酸増幅検査法はどの病院でも受けられるわけではないようですので、
受診中の病院がやっていない場合は出産に間に合うように検査を受けられるよう予定を調整する必要があります。
ちなみに、一度目の検査で陽性が出た場合は地域の保健センターにその人の情報が送られることになっているようです。
その後の検査で陽性になったかどうかなどの後追いはないそうですが、私はその情報の使用意図について不安になったので一応書いておきます。
●妊婦健診の検査項目の中にHTLV-1抗体検査がある
●一度目の検査はPA法、二度目の検査はウエスタンブロット法
●それでも確定しなければ核酸増幅検査法
●お医者さんに遠慮せずどんどん聞くことが大切
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この記事が少しでもお役に立てますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!